散策ツアー

毎年恒例の散策ツアーは、今年は１１月１９日に開催し、場所は皇居東御苑でした。
秋晴れの中、ガイドさんの案内で１０名の参加者は、大手門からスタートし、同心番所、百人番所、大番所と進む中で、江戸時代にいるような感覚が徐々に芽生えてきました。
見慣れた石垣も、築造年代による違いや地震や火災の影響についての解説もあり、時代を物語る表情に感慨深いものがありました。
事前の打合せもあってか、ガイドさんは前田家ゆかりの話が目立ち、果樹古品種園では、平成21年に植えた金沢在来のイヌリンゴをその後、「加賀藩外来」品種に植え替えた話があったが、加賀藩とリンゴの関係に少し首を傾げたりもしました。
今は建物はないが、松の廊下跡では流石に赤穂浪士の話で盛り上がってました。
そして、ツアーのメインとなる天守跡の前に、1億円?の天守閣の模型を見学し、いよいよ加賀藩が作ったとされる石垣が残る天守跡へ。
三度焼失し、4回目の再建が石垣だけで終わってしまったのは残念だけど、本丸大芝生当たりでは、当時建っていたであろう本丸や大奥等に思いを馳せた。
皆、天守台跡に上り総構えの規模に圧倒されたのではないでしょうか。
いつか天守閣再建を期待しつつも、平川門から退出し、ちよだプラットホーム内の「しまゆし」で昼食、歓談の後、解散となりました。